協同組合 京都府中小企業診断士会
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V. マーチャンダイジングの基本
 1−2.在庫計画と仕入予算の決め方

 一般的に流通業では、年間の販売力の高低に合わせて、効率的な在庫管理を図っています。つまり、平均的な在庫の限度を設定して、売上の少ない月には在庫高も平均より低めに押さえて統制し、売上高の高い月には、それに応じて平均在庫よりも高い在庫高を設定することになります。

(1)月初の在庫高の算出法

  1. 基準在庫高法
    各月売上高予算に、基準在庫を加えて品切れを回避することを考慮した方法です。
    基準在庫は安全在庫を意味しますが、これは、年間平均在庫高から月平均販売高の差で求められます。
    月初在庫高予算=各月売上高予算+基準在庫高(年間平均在庫高−月平均売上高)
    年間平均在庫高=年間売上高予算÷予定商品回転率
    月平均売上高=年間売上高予算÷12
  2. 百分率変異法
    月初めの在庫高を算定する方法です。
    「各月の在庫高と期間の平均在庫高の変動率は、各月売上高予算と月平均売上高の変動率の半分である」という前提に立っています。
    例えば、ある月の売上高予算が月平均売上高より20%多いとすると、その月初めの在庫高は期間平均在庫高より10%増加します。
    百分率変異法は、ある月が何かの事情でまったく受けなかった場合と季節変動が完全に表れた場合との算術平均値をとって、それに期間平均在庫高を乗じて月初の在庫高を計算しようとする方法です。
    月初在庫高予算=年間平均在庫高×(1/2)(1+各月売上高予算/月平均売上高予算)
    主に年間の商品回転率が6回以上の場合に適用されます。

    これらの算出法は、現在では実務上は活用されていないのが実際です。高度な解析手法を駆使した情報披術の導入により、季節や気象の影響や商品個別の販売特性を反映した需要変化を捉えた在庫統制が行われています。
    しかし、実務管理者が、その業務を行う場合には、基本的知識として月初在庫高の算出方法をしっかりと認識しておくことは重要です。

(2)月別仕入高予算の算出

 仕入高予算の算出は、月初在庫高、月末(翌月の月初在庫高)、その月の売上高予算(原価換算)がわかっていれば算出ができます。
 当月仕入高予算=当月売上高予算(原価)+月末予定在庫高−月初予定在庫高
となります。

 

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